バードウォッチングで双眼鏡にはいつもお世話になっているはるです。
それ以外の用途では使わないのでスポーツ観戦にはこれがおススメ!とか星を見るならこれがおススメ!みたいなことは言えません。
ですがバードウォッチングにならどんな双眼鏡がおすすめ!っていうのは言えます。
個人的にバードウォッチングにおいて双眼鏡の良い悪いっていうのは光学性能、使いやすさ、軽さの3つの要素のバランスで言えると考えます。
もちろん人によって合ったり合わなかったり、軽いと感じたり重いと感じたりと個人差はあるのでまとめて順位をつけることはできませんが。
今回はその3つの要素をある程度満たしたうえで、かつ比較的軽さに特化した双眼鏡を価格帯別に紹介していきたいと思います。
~1万円まで
いわゆる入門機の価格帯ですね。双眼鏡を初めて買う人はこの価格帯でも高いと感じるでしょう。僕も昔はそう感じていました。
たぶん興味が無い人が見たことがある双眼鏡ってホームセンターで2980円で売ってる謎の倍率が高い双眼鏡ですからね。そういうのに比べたら高く感じるはずです。
ですが実際そんな双眼鏡は使い物になりません。安物買いの銭失いになるのが見えているので最低でも今から紹介するランクのものを購入してください。
kowa SV 25-8
医薬品で有名な興和の双眼鏡です。バードウォッチング界隈ではメジャーなメーカーで見やすくて価格もお手頃な双眼鏡を作ってくれるメーカーです。
このSVシリーズも性能は十分なものをもっています。初心者の人でこれに不満を持つようなことはほとんどないでしょう。
ただし、値段を抑えてある代わりに作りは微妙に甘いようです。型は違いますが同シリーズの双眼鏡を使っている友人はみんな接眼部のゴムがくるくる回るようになっていました。
Nikon スポーツスターEX 8×25D
バードウォッチング初心者向けの双眼鏡です。僕も最初はこれをお勧めされました。まあ、買ったのは別の双眼鏡なんですけどね。
実際に使ってみても不満はなく、そこそこ見える双眼鏡です。
性能を求めないならこのあたりでも十分鳥は見ることができますし、ステップアップ前提のとりあえずの一台としても十分な性能を発揮すると思います。
Pentax AD 8×25 WP
スポーツスターとSVはバードウォッチング初心者の定番的双眼鏡ですが、ここでひとつマイナー路線を。
pentaxの双眼鏡です。カメラメーカーでレンズも作っているので光学性能には問題がなさそうです。小型で見え味もなかなか良いみたいですね。
それと安い双眼鏡の防水性能とか防滴性能ってあまりあてにできないのですがpentaxの防水なら安心でしょう。そのあたりもカメラの分野で実証済みです。
1万円~2万円
このあたりから性能としては十分実用的なものとなります。初心者から中級者なら満足できるでしょう。
高い双眼鏡を味わってしまった人は、、、ちょっと不満かもしれませんね。
価格帯がこれくらいであっても微妙なものは販売されてますけど、とりあえず今から紹介するものなら安パイなんじゃないでしょうか。
kowa bd25-8
kowaです。上で書いたsvシリーズの上位にbdシリーズというシリーズがあるんですが、それの小型タイプですね。
svと見比べたことがありますが、見やすくなっています。それとなんだかsv25-8よりも操作がしやすくなっているかも。
目当ての問題もこちらは聞きませんし、比較的低予算で小型双眼鏡に光学性能を求めたい人や微妙なストレスを減らしたい人はこっちがいいのかもしれませんね。
nikon プロスタッフ7s PS7S 8×30
ニコンの双眼鏡です。いままで上げてきた双眼鏡と比べれば重たい部類です。ですがそれでも400gちょいなので。軽量界の重量級みたいな感じですね。
さて、重量の大きいものを紹介するにはそれなりに理由があります。
この双眼鏡は今まで紹介してきたものと比べて光景が大きいのです。口径が大きいと視界が明るくなると言われますが、個人的には視界が広くなると感じています。
それだけで十分な価値があると思いますし、nikon製なので光学性能もばっちりです。
2万円~3万円
このあたりからはもう値段に対する光学性能などが頭打ちになります。多分最高級の海外メーカーの双眼鏡を使ったことのある人だって不満を言う人は少ないでしょう。
、、、たぶん。
この価格帯に欠点があるとすれば紹介できる双眼鏡が微妙に大型なことですかね。
kowa bd 32-8xd prominar
なんかkowaとnikonばっかりですね。紹介してる双眼鏡。
というわけでkowaのbd 32-8xdです。まず欠点から。重いです。
560gって小型双眼鏡に分類するべきか迷うレベルですが性能が折り紙付きということで勘弁してください。
性能の良いレンズを使っていることで見え味は素晴らしいですし、光学性能を保証するprominarの名前が付いています。(prominarとはkowaの高性能製品につく名前です)
ちなみに最短焦点距離も近いので遠くの物体だけでなくて近くのものを観察する用途にも使えます。
それと押したいのが外観がカッコいいこと。the・双眼鏡って感じですごくカッコいい見た目をしてると思うんですよね。
小型と言えるかは微妙なサイズなのに紹介してしまったりべた褒めしてしまったり、かなりえこひいきが入った紹介になってしまいましたが、今僕が一番欲しい双眼鏡です。
nikon モナーク7 8×30
今度はnikonです。nikonのモナークシリーズと言えばバードウォッチングの定番なのですが今回紹介するのはモナークシリーズの上位クラスです。
ちょっと前まではモナークシリーズの最高クラスだったのですが、最近もっと上のクラスが販売されたようなので。
さて、こちらも少し重めです。ですがbd 32-8xd prominarほど重いわけではなく、プロスタッフ 8×30くらいですね。
使わせてもらったことがありますが十分な光学性能です。見え味抜群。スワロフスキーの似たサイズのを基準にしても大差無く感じました。もしかしたら僕のセンスがないだけかもしれませんが。
3万円~4万円
海外製ブランド双眼鏡一歩手前のラインです。紹介できるものは無いかなと思ったのですが、一つだけありましたので紹介します。
2~3万円の価格帯でおすすめした双眼鏡の光学性能に軽さを加えた感じですね。
nikon 8×20 HG L DCF
Nikonの小型高級双眼鏡ですね。小型ですが性能は折り紙付きでこれと同じかそれ以上の光学性能と軽さを求めるなら海外製メーカーに行くしかないんじゃないでしょうか。
4万円以上
このあたりからは海外製のブランド双眼鏡か国内メーカーのフラッグシップ級の双眼鏡です。光学性能としては多分これ以上は頭打ちです。どれも普通の用途では差を見つけるのは難しいでしょう。
ていうか正直ここまでの性能はバードウォッチングに必要ないんじゃないかとも思います。
お金があるならぜひって感じですかね。
スワロフスキーの双眼鏡しか覗いたことがないのでコメントすることはできませんのでおすすめっぽいのだけ載せていこうと思います。
まとめ
ある程度以上の値段のものだと見え方はほとんど変わりません。もちろん差はあるのですが、値段ほどの差を見つけられないのです。あくまで個人的にはって話ですけどね。
ではそこで差が出ないならどこで値段が変わってくるかというと、ブランドだったりメンテナンス性だったり生産国だったり素材だったりです。
使ってわかりやすい部分じゃないところにお金が掛かっているのでその積み重ねで価格が高くなっているんですね。
まあそこを求めるか求めないかは人次第なので。ちなみに僕は性能があればとりあえずそれでいいと考えるタイプなので中級クラスで十分満足です。