バードウォッチング 写真

野鳥写真を撮り始めたばかりの野鳥撮影初心者が中級者になるための考え方

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野鳥撮影始めてから3年になるはるです。そろそろ4年目に突入しますし、野鳥写真で写真展もしました。いい加減中級者を名乗ってもいいでしょう。そんな僕ですが野鳥撮影を続けるうちに写真の設定や手法に関して得たものがかなりあると思っています。

 

最初のころは本当になにもなかったんだなーと実感していますが、今回はそのころと比べて考えが変わったと思えるところを書き出して解説してみようと思います。自分の初心者の頃と中級者の頃の比較って感じで。

 

もちろん普通の写真撮影の上達にも役立つ内容やヒントがあったりもすると思うので、野鳥撮影をしないけど写真は撮るよって人にも参考にしてもらえれば幸いです。

 

ちなみに野鳥撮影の方法、デジスコとかいろいろありますけどデジタル一眼レフと超望遠レンズでの撮影を前提とした話をします。僕が一眼レフでしか野鳥撮影やってないので。

野鳥撮影のコツ1:絞り開放が正義ではないと知る

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始めのころは絞り開放こそ正義...そう思っていました。開放でとれば写真が明るくなってISO下げたりシャッタースピード上げたりできるし、背景もボケるしいいことばっかりじゃん、と。

 

でもそんなことはありません。まず野鳥写真で使う500mm~600mm帯の超望遠レンズは絞りを開けなくてもいい感じにボケます。さらに言えばボケるかボケないかはかなり背景に依って来るのです。背景が開けてりゃF11くらいにしててもそこそこボケてくれます。

 

しかもこの絞り開放の設定には問題があります。その問題とはピントです。望遠レンズは被写界深度、つまりピントの合っている範囲が狭くなりやすい性質を持っています。そのため少しでもピントを外せばそれだけでなんだかぼやけたような失敗写真になってしまいます。もし絞っていればちょっとくらいなら許容範囲にもなるんですが、解放だとそのあたりほんとにシビアですね。

 

それに鳥が奥行きのある方向にとまった場合、例えば背中にピントを合わせれば顔にピントが合わない、顔にピントを合わせれば背中にピントが合わないなんてことにもなるのです。

 

ピントを合わせるべき面をきっちり見極めてそれに合わせてしっかりと絞りの値を合わせるべきだなと最近は思います。それが分かっていれば絞り開放でも全然問題ないんですが...まだ僕レベルだと無理そうです。

 

ちなみにこの考え方は明るい高級単焦点を使っている人が特にはまりがちな考えなのでご注意を。なにせ大砲とかは超望遠レンズな上に開放F値が2.8とか4とかありますからね。明るいレンズを開放で使うということはそれだけピント面も薄いってことを理解して使わなくてはダメなわけです。

野鳥撮影のコツ2:解像度第一思考を捨てる

確かに解像度はあるに越したことはないです。鳥の羽1つ1つまでパリッパリに解像した写真はかっこいですからね。しかし解像度が高い超望遠レンズってそのほとんどが重量級の大砲レンズです。3~4kg近くあるゴーヨンとかロクヨンとか呼ばれるレンズたちです。

 

重たい機材はその分だけ手ぶれしやすくなることを忘れてはいけません。超望遠の焦点距離と重量を扱うわけですからブレを減らす工夫が必要です。それなしで大砲を扱うのは自殺行為なんじゃないでしょうか。

 

もちろんそれだけの重量がある撮影機材をしっかりと扱いきれるなら解像度の高いレンズを使うのは間違ってはいません。ですがそうでないならどんなに解像する機材も手ぶれをすれば結局は台無しだということを忘れてはいけません。結局、廉価超望遠ズームの写真(手ぶれなし)>>高級超望遠レンズの写真(手ぶれあり)になるんです。

 

それでも解像度が大正義だって人には他の道もあります。1つは三脚を使うこと。当然ですが、ちゃんとした三脚を使えば大砲レンズもぶれ無しで使うことができます。僕は野鳥写真は脚で稼ぐものだと思っているので三脚を使わないですが、野鳥を見に行った時に出会う大体の人は大砲レンズに三脚を組み合わせていますね。

 

もう一つは筋肉を付けることです。大砲レンズを使っても安定させられるだけの土台を人間側が持っていれば何も問題はありません。筋肉を付けて力でぶれを抑え込んでやりましょう。

野鳥撮影のコツ3:本当に必要なのは野鳥の知識であることを忘れてはいけない

機材をうまく扱えるようになったからと言って被写体となる野鳥の習性を知っていなければ良い写真を撮影することはできません。どんな場所に出てきやすい野鳥だからどういう背景と絡めて撮影するなど工夫と知識が必要です。写真は前準備がとっても大事。風景写真を撮る人なら絶対に知っていることです。

 

それに狙った鳥を撮影したければ生息地だったり見やすいフィールドだったり、フィールドで何の野鳥か識別できる知識が必要になります。僕が知ってる綺麗な野鳥写真を撮影する人ってみんな野鳥に関する知識も凄いですからね。

 

そういう野鳥の知識を磨きたければ、図鑑で野鳥の名前や習性を知ることも重要ですが、野鳥の撮影機材を持たずにバードウォッチングに出かけて経験や探鳥能力を磨くのも手だと思いますよ。

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野鳥撮影のコツ4:超望遠レンズの特徴を生かす撮影を心がける

望遠レンズは通常のレンズよりも背景として切り取る部分が少ないレンズです。特に600mmクラスの超望遠レンズにもなればその効果はかなり大きなものになります。

 

圧縮効果ってやつですね。これをうまく使えば開放で撮影して背景をボヤボヤにしなくても背景をきれいに設定することができるのです。もっと上達すれば自分で切り取る背景を選びながら野鳥撮影も可能になります。例えばこんな感じで。

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 背景意識しないとこんな感じに雑多になります。

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ぼかしやすい背景、ぼかしにくい背景で撮影しているというのもありますが、写真として全然違うと思うんです。証拠写真ではなく、常にキレイな写真を狙っていきたいと思っている人はぜひ考えてみるべきポイントなんじゃないかと。

野鳥撮影のコツ5:野鳥を撮影するアングルを考え直す

写真はアングルを変えると一気に見え方が変わってきます。これは風景写真でも人物写真でもどの写真撮影のジャンルであっても同じことが言えます。

 

ですが野鳥撮影をしている人を見ると三脚に固定したまま同じ高さから鳥を撮影している人をけっこう見かけます。

 

これは珍鳥が来ていて定点で出てくるまで待つ環境でも離島のように移動しながら鳥を探す環境でも同じです。証拠写真なら全然いいですが、より素敵な写真で残したいならここは考えてみるべき価値はあるはずです。

 

自分より上にいる鳥はどうしようもありませんが、地面にいる鳥はローアングルで撮影することで一気に魅力的な写真に変わります。簡単に変わるのでこれをやらない手はありません。例えばこんな感じ。

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 全然違いますよね?特に背景の部分。どっちが好みかは置いておいてけっこう変わるもんだっていうのはわかってもらえたんじゃないでしょうか?

 

野鳥撮影の機材は大きくて重いし、三脚に載せていたら取り外すのでさえめんどくさい作業です。しかも重たい機材を持って自分の体勢を変えてまで撮影するのは負担になるかもしれません。ですがいつも同じような写真ばかりになっている人は絶対に試す価値ありの方法です。

野鳥撮影のコツ6:野鳥に不用意にカメラを向けない

飛びます。野鳥はこちらを気にしていないようでしっかりと見ていますから。不審な動きをすればすぐに逃げられてしまいます。先にこっちが見つけたのなら身をかがめてできるだけ隠れてカメラを向けましょう。あと極力動かない、足音を出さない。

 

そして撮影するときは1枚で決めるつもりで行きましょう。気分はスナイパー。写真を撮ろうとすれば逃げるのは当たり前、逃げなきゃラッキーくらいの心積もりで。

野鳥撮影のコツ7:写真を撮るために鳥を追わない、車外に出ない

人間を見て逃げた鳥は追えば今の距離以上に逃げてしまいます。なので追うのは無駄、やめておきましょう。逃げてしまっても鳥によっては元の場所に帰ってくるものもいます。そしてその付近でじっとしていれば近くまで寄ってきたりもします。どうしても撮りたい鳥なら時間をかけて狙いましょう。できれば低い姿勢で。

 

ちょっと話が逸れて車からの野鳥撮影の話なのですが、鳥って意外と車を警戒しません。少なくとも人間が生で外にいるよりはよっぽど警戒されません。なので車からの撮影はかなり効率的だったりします。

 

車から出たほうが鳥との距離も近くなって写真が撮りやすいと思うかもしれませんがやめておきましょう。もし車から撮影しにくい位置に鳥いたのなら、車ごと撮影しやすい位置に移動しましょう。その方が良い写真が撮れる確率はきっと上がります。

野鳥撮影のコツ8:ISOよりもシャッタースピードを気にする

確かにISOを下げて撮影すればノイズによるざらつきも少ないし、ダイナミックレンジも広くてきれいな写真が撮れます。でもISOを下げることを優先してシャッタースピードや絞りみたいな失敗写真に直結する部分をおろそかにしていませんか?

 

森みたいな暗い環境での撮影が多い野鳥撮影では、少しでもISOを下げたい気持ちはわかります。わかるのですが、野鳥写真ではISOは妥協できるところまで下げてシャッタースピードによる手振れを防いだり、絞りは開放にせずピント外しを防ぐことを優先するべきです。

 

なぜならぶれやピント外しは現像ソフトでは修正できません。でもノイズが乗ったくらいなら後で修正できる可能性はあるんです。ぶれた・ピントを外した写真より荒れた写真の方が救いようはあるんです。。

野鳥撮影のコツ9:道具にあれこれ悩みすぎない

有名探鳥地に行けば大きな三脚に大砲みたいなレンズを持ったおじさんに会うことも多いでしょう。そして彼らの中には機材大好きな人もいます。

 

その人たちの話に影響されてレンズはやっぱり大砲じゃないと、とかメーカーはやっぱりnikonだよね、とか考えることもあると思います。

 

ですがその考えは無駄です。機材の優劣は確かにありますが廉価機材がここまで進化した今、よっぽどの条件でなければ撮影できない写真なんてありません。

 

いや、言いすぎました。撮れない写真はありますが、それ以上に優先すべきことが必ずあります。野鳥写真における優先順位は場所>鳥の知識>写真撮影の腕>機材です。一番関係ない部分で悩んでいては上達できません。

 

ちなみに僕はcanonの無印7dとtamronの150-600を使っています。今なら中古で10万円あれば揃う装備ですが、これで写真展までやれました。そういう経験から言うとやっぱり道具よりももっと大事な部分はあると思います。

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なのでそんな話は話半分で聞いておきましょう。ちなみにおっちゃんたちの話を素直に聞いておくと可愛がられますし、面白い話もしてくれます。若い人間が少ない趣味だからというのもありますけどね笑。そういうのが苦にならない人はコミュニケーションを取ると楽しいこともありますよ。

最後に

最後にですがマナーを守らないのは論外だと個人的に思ってます。入ってはいけない場所に侵入して撮影する、撮影に邪魔な木や枝を折る、営巣している巣の近くで堂々と張り込む、動物にストロボ直射、付近の人に対して怒鳴るなどなど。

 

野鳥撮影だけでなくどんな撮影であってもマナー違反はしてはいけません。マナー違反しなければいい写真を撮れないのならそれはただの下手糞です。腕を磨きましょう。僕も偉そうなことを言えるように頑張ります。

 

ルールやマナーを守らなければそれは趣味ではなくただの迷惑であるということを忘れてはいけません。こちらは撮影をさせてもらっているのですから。この記事が野鳥撮影をしている人やこれから始めようと考えている人に少しでも参考にしてもらえたなら僕はとても幸せです。

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